猫と暮らすということ

保護猫二匹との暮らしのブログです

保護猫・保護犬ってなに?

我が家のにゃんずケイくんとアイちゃんは保護猫です。

実家にいるニックくんは保護犬です。

今は亡きイッサくんは保護犬ではありませんでした。

 

保護猫・保護犬とは

保健所ってご存知ですか?

人間に捨てられた犬や猫が、年間何万匹も殺処分されています。

野良猫や野良犬だけではありません。

例えば引っ越し先で飼えないから捨てる。

飼ってみたけど思ってたより大きくなったから捨てる。

しつけできなかったから捨てる。

人間の勝手で殺されてしまう犬猫がいるということは、近年では動物番組でもよく取り上げられていることから、ご存知の方も多いと思います。

 

そういった放っておいたら殺されてしまう犬猫を保護する活動をしている人たちが全国各地にいるのです。

保護した犬猫に治療を受けさせたり人に慣れさせたりして、新たな飼い主をさがすのが保護猫活動団体です。実際HPを見てみれば譲渡先募集中の犬猫がたくさんいます。

www.pet-home.jp

今実家で飼われているにっくんはこちらの里親募集から見つけました。

イッサを亡くして毎日メソメソしていた母は、その心のすき間を埋めるべく新しいわんちゃんを飼いたいと思うようになっていました。できれば、イッサの面影を感じられるような、イッサに似た子。

でも亡くなったイッサは実は豆柴と呼ばれる種類で、柴犬にしては体が小さく、最大でも6.5キロほどしかなかったのですが、普通の白柴ちゃんやそれに似た雑種の子だとほとんどが10キロオーバーの大きな子。実家はマンションなので、小さな子しか飼えないのです。

そこでわたしが見つけたのがニックでした。「ほら、柴っぽくはないけど、色も似てるし、お耳がピンと立ってるのもそっくりやで」と。

そうして和歌山の保護団体さんが兵庫にある私の実家までニックを連れて来てくれたのです。これはサービスというわけではなく、保護団体さんは譲渡先が「ちゃんと犬を飼える環境か」「周辺に危険はないか」などチェックするためにお宅訪問必須だったのです。(※団体さんによってルールは違います)

 

ニックの場合はこうして実家に来たわけですが、できれば事前にどんな子か会って触れ合ってみたり、相性の確認がしたいですよね。

譲渡会、と言って保護団体さんが開いている犬猫とのお見合い会のようなものもありますが、やっている日は限られている…

そんな人におすすめなのが、保護猫カフェなのです。

 

r.goope.jp

大阪 保護猫カフェ 猫の恵庭 (@nekonoeniwa) | Twitter

 

こちらの保護猫カフェ猫の恵庭さんが、我が家のケイくんとアイちゃんの出身店です。

保護されたばかりの猫ちゃんの中には人間に対する不信感や警戒心を持っている子もたくさんいます。そういう子たちがお店で初めはゲージの中から、他のスタッフ猫さんたちが人間と仲良くしておやつをもらっているのを見て、お店のお姉さんや猫に慣れたお客さんと触れ合うことで、人間大好きになっていくのです。

 

ケイくんとアイちゃんは母猫(姉妹猫)2匹と仔猫8匹くらいの状態で保護されたそうです。

f:id:keikntoaicn:20200814225552j:plain

ケイとアイ2

初めて会いに行ったときはチンチクリンで、特にアイちゃんは体が小さくかなりギリギリの状態で生きていました。ケイくんは小さいときからやんちゃで、脱走ばかり繰り返そうとしていました。(お店では仮の名前がつくのですが、ケイくんは『エレン』アイちゃんは『ミカサ』と呼ばれていました。ピッタリ!笑)

 

保護猫カフェでは常に何匹も譲渡先を探している猫ちゃんがお店で待っています。いろんな猫ちゃんがいるので、家にあまりいないから仔猫は飼えない…という方は既に落ち着いてしつけもされている成猫を。ご自身も年齢がいっていて今から若い猫は飼えないという方は、老猫の最後のパートナーに。

本当にいろんな子がいます。それにお店のお姉さんはとても親切に猫のことを教えてくれます!実際猫を飼うのが初めてだった私たちも、相当色んなことを教えてもらいました。

 

犬猫をお迎えする手段

ここまで書いた通り、犬猫との出会いは一般的に皆さんが想像するペットショップだけではありません。

保護団体から引き取る、保護猫カフェや保護犬カフェで出会う、道端に落ちて弱ってた子を連れて帰る、ブリーダーの元へ引き取りに行く・・・

どの手段がいい、悪い、ということではありません。

わたしはペットショップでの生体販売には反対派ですが、そこで買った人が悪いとは思いません。手軽に誰でも動物と暮らせることは悪いことではないと思います。

問題は動物のことをよく理解せずにアクセサリー感覚で購入し、すぐに飽きて捨てる。目指すのはそういう価値観を日本から無くすことだと思います。

トイプーが好きだ!アメショが好きだ!そういう人が犬猫を救う意識が低い、と言うのは間違っていると思います。好みがあって当たり前。好きな犬種・猫種を飼っていいんです。

 

だけど、ちょっとでもこのブログを読んで、保護犬や保護猫が心に残った方は、新しく動物をお迎えしたいときに思い出してもらえたら嬉しいです。